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高齢化がすすむ中で、介護福祉の担い手の質的向上と量的拡充が求められています。
介護福祉士の資格が法制化されて以来、全国で介護福祉学の研究・教育・学習が活発に行われています。
介護福祉学は高齢者や障害をもった人たちのいのちを守り、生きる力を強め、生活の質を高めることを目的としています。そのために、専門的な知識・技術を確立し、社会的評価を高めていかなければなりません。
介護福祉の実践的研究をとおして、介護福祉学独自の理論体系と技術体系を創造することが急務ではないでしょうか。日本介護福祉学会は、介護福祉の質を高め、高齢者や障害者の幸せに寄与するために、学会活動をとおして実践的研究・教育を推進することをめざしています。

日本介護福祉学会 初代会長 一番ヶ瀬康子


明けましておめでとうございます。
昨年は、9月30日、10月1日の2日間、被災地支援に取り組む岩手県立大学を中心に「災害と介護のこれから―被災地における介護が果たす役割」をテーマに、第25回日本介護福祉学会岩手大会を200名超の参加者で、2011年3月11日の東日本大震災以後、学会大会としては初めて東北の被災地で開催することができました。
今回の岩手大会は、災害時の介護福祉の果たす役割が明確になった大会でした。
狩野徹・社会福祉学部長の大会長講演「災害時の住環境と介護の問題」は、災害の避難所運営の経験を踏まえた、住環境と介護福祉の課題について問題提起がありました。大会企画シンポ「災害と介護のこれから―災害地における介護が果たす役割」では、内山幸美氏(典人会)の「事業所と地域住民の関わり」、細田重恵氏(前岩手県立大准教授)の「福祉避難所の運営と課題」、横山久子氏(今が一番館)の「グループホームと災害」、小川晃子氏(岩手県立大教授)の「仮設住宅でのICTを活用した見守り」の報告があり、災害地での介護福祉実践の今後の課題について熱心な議論がありました。

またランチョンセミナーでは、1日目には@グループホーム「後ノ入」の「その時、何が起きたか」、A大槌町の「仮設住宅の生活について」「仮設住宅での介護について」、2日目にはB原発事故後の「福島県の人材確保」、C「災害後の岩手県内の団体の取り組み」の報告がありました。また大会後、被災地大槌町・釜石市のスタディツアが行われました。大会では被災地各地から報告が行われました(これらの被災地支援の取り組みは、藤野好美・細田重憲編(2016) 『3.11東日本大震災と「災害弱者」-避難とケアの経験を共有するために-』(生活書院) でも紹介されております)。

岩手大会での議論を受け、学会の研究領域として「災害と介護福祉」を明確にするため、学会キィワードに災害領域を加えることを検討したいと思います。次回理事会にキィワードの追加を提案する予定です。「災害と介護福祉」を研究テーマにする会員を学会としても支援し、介護福祉学に新たな領域を切り開いてもらいたいと考えています。介護福祉が被災地で災害期、避難期、復興期において果たす役割を明らかにしたいと思います。復興期まで視野を広げて「災害と介護福祉」を考えると、それは災害時に限らず、要介護状態になった時にどの場合にも当てはまる「生活と介護福祉」に結び付きます。「災害と介護福祉」は被災地だけのことではありません。

大会の1日目に開催された評議員会には多くの評議員にお集まり頂きました。評議員が生まれ3年目です。評議員は各地区の学会運営に力を発揮されている報告を頂きましたが、一方で「評議員の役割をもっと明確に」等のご意見を頂きました。また、学会会計年度を従来の「1月〜12月」から「4月〜3月」に変更することになっておりますが、大会2日目に開催された総会では、変更となる2018年度の会費は15か月分(1万円)とすることを承認して頂きました。

近年の「地域包括ケアシステムの構築」の政策動向、医療・介護・福祉をめぐる状況の中で、介護福祉の課題がますます大きなものになってきました。介護人材不足、介護福祉士養成校の定員割れ、カリキュラム改定、外国人介護従事者等の問題などがある一方で、28名(2017年11月現在)の認定介護福祉士の誕生など、「地域包括ケアシステム」の中で中核的な役割を果たす介護福祉士のキャリアアップの道を切り開く動きも見られ、「富士山型介護人材養成とは何か」、そしてまたそこでの「介護福祉実践とはなにか」「介護福祉とは何か」が学会としても改めて問われていると思います。

今年9月1日、2日には、桃山学院大学を開催校に第26回日本介護福祉学会大阪大会が、「介護福祉思想を改めて問う(仮)」をテーマに開催されます。四半世紀の学会の蓄積を踏まえ、また社会的に要請される新たな課題に答えつつ、この間の介護福祉実践を、学問としての介護福祉学の構築に結び付けていきたいと思います。

今年は、7月に「役員選挙」が予定されています。今年もよろしくお願いいたします。

2018年 元旦
日本介護福祉学会会長 太田貞司


「会員のみなさまへ」 を掲載いたしました

 
 
 
会  期 2018年9月1日(土)〜9月2日(日)
公式サイト 詳細はこちらをクリック
会  場 桃山学院大学
  〒594-1198  大阪府和泉市まなび野1-1
テーマ 介護福祉思想を改めて問う
大会長 川井 太加子(桃山学院大学社会学部教授)
 

2018年度第25回公開講座

会 期 2018年5月12日(土)
会 場 あべのハルカス四天王寺大学サテライトキャンパス
〒545-6016 大阪市阿倍野区阿部野筋1-1-43
交通アクセス
テーマ 介護人材に関する最新動向を踏まえて議論する!
参加費 会員:1000円 非会員:2000円 学生:無料
詳細はこちらをクリック

参加申し込みはこちら


 

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刊行物「介護福祉学 vol.24-2」の目次を掲載しました
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2017.09.15
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刊行物「介護福祉学 vol.23-2」を掲載しました
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公開講座情報を掲載しました
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2016.03.28
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2014.12.17
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