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会長就任挨拶

日本介護福祉学会第9期会長 太田 貞司

 9月1〜2日の2日間、桃山学院大学において第26回日本介護福祉学会大阪大会が開催され、無事に終えることが出来ました。大会として初めて、“挑戦的な”テーマ「介護福祉思想を改めて問う」を掲げ、介護福祉実践を支えてきた介護福祉思想を中心においた大会でした。シンポジューム等で活発な議論が行われ、今後の課題を示した大会となったと思います。開催を準備して下さった桃山学院大学牧野丹奈子学長はじめ大学関係者の皆様方、川井太加子大会長、実行委員会の皆様方、大会運営を支えて下さった皆様方に厚く御礼申し上げます。

 大会2日目に総会が開催され、第9期役員体制が承認されました。引き続き会長を務めることになりました。よろしくお願い申し上げます。本名靖副会長、早坂聡久事務局長等の第9期の新理事・監事体制で、介護福祉研究の促進、また学会に求められ社会的課題に応えるために、皆様会員の力を結集して、理事、評議員の皆さまと学会運営に当たりたいと思いますので、よろしくご協力お願い申し上げます。なお、これまで大会運営にご尽力下さり、今期で理事を退任された旧理事の皆様に厚く感謝申し上げます。

 現在、学会には、少子高齢・人口減少社会を支える介護福祉、介護離職ゼロを支える介護福祉、「災害日本」を支える介護福祉、高齢者だけではなく障害者(児)の尊厳を保持した「日常生活の営み」を支える介護福祉、介護職チームの中核となる介護福祉実践の理論としての介護福祉など、学会として取り組むべき課題が社会的にも求められています。介護福祉学の研究の一層の促進とともに、社会的課題にも学会として応えていきたいと思います。そのためにも、学会活動を介護現場と結びつけ、介護事業所の諸団体、介護福祉の職能団体、養成校、行政との協働を強めていくことが大変重要だと思います。このことも学会の課題にいたしたいと思います。

 第8期(2015〜2017)は、第23回金沢大会、第24回長野大会では、学会活動と介護現場の結びつきを強めてきました。第25回岩手大会は、「3.11東日本大震災」以後初めて被災地の開催となりました。「災害と介護のこれから―被災地における介護が果たす役割」と、学会大会として初めて災害をテーマに取り組んだ大会でした。被災地の災害時、避難時、復興期に、介護福祉が果たす役割についての研究を深めようと呼びかけました。その後、理事会では、学会のキィワードに「災害・介護福祉」を新たに加えることにし、この分野の研究を進め、研究者を育てることを確認いたしました。

 またこの期は、創設された評議員が活動を始めた時期でした。各地の会員が評議員として活動を行ないました。また「評議員会」では学会運営に関する多くのご意見を頂きました。「評議員の役割をより明確にわかるようにしてほしい」「評議員と地区活動、各種委員会の結びつきについてもっと工夫してほしい」「活動費はないのか」等の意見も頂きました。これらの意見については、将来構想委員会(委員長本名靖副会長)で検討をお願いしたいと思います。なお、来年度は評議員の改選の年です。新たな評議員を理事会から推薦させていただきますので、よろしくお願いいたします。 各種委員会、地区活動の在り方についても、これまでの活動を踏まえ、将来構想委員会にお願いし、検討して頂こうと思います。

 今年は大阪北部地震、西日本豪雨災害、近畿を襲った台風、北海道胆振東部地震と災害が続いております。亡くなった方々のご冥福と被災地の復興をお祈りします。被災地で復興に取り組む会員、支援している会員もおられると思います。胆振東部は私の故郷で、故郷に大きな被害をもたらしました。被災し孤立した介護事業所の情報も入っており、甚大な被害を受けています。

 学会として様々な課題があります。会員の皆様、役員の皆様とともに取り組みたいと考えております。なお、来年から、学会の会計年度が4月になりますので、よろしくお願いします。ご協力をお願い申し上げ、第9期理事・監事を代表して会長挨拶といたします。