第31回日本介護福祉学会大会
持続可能な社会に向けた介護福祉の挑戦-テクノロジーの活用
日時:2023(令和5)年9月10日(日) 9時~18時
会場:オンライン(ウエビナー、Zoom)での開催予定(大阪人間科学大学)
日本は、2007年に高齢者人口が総人口の21%を超えて、超高齢社会となりました。このような将来を見据えて、社会保障制度が整備されてきました。介護福祉士が国家資格として法制化されたこともその一環であり、「いのちを守り、生きる力を強め、生活の質をたかめる」介護福祉の実践が積み重ねられてきました。
介護は家族によって担われるところが多く、そのため過去には、介護福祉の専門性や理論体系の必要性が理解されない歴史が存在しました。しかし、障害を負った人々ばかりでなく、子ども時代や高齢期など人には生きていくうえで介護が必要になるときがあり、介護がどのように行われるかは国民全体の生活に影響を与える事象です。
日本介護福祉学会は、介護福祉の現状を実証的に明らかにすると同時に、介護福祉のあるべき姿を理論的かつ技術的に社会に示すことを目的として結成されました。本学会は、倫理・知識・技術の体系から介護福祉学を構築することにより、介護福祉実践と教育・研究の質を高め、人々と社会の安寧に寄与することをめざしています。
日本介護福祉学会 会長加瀬裕子