『日本介護福祉学会　学会通信集・介護福祉学』のデジタルコレクション

『日本介護福祉学会　学会通信集・介護福祉学』の
デジタルコレクション

はじめに

日本介護福祉学会設立30周年から『学会通信・介護福祉学』の創刊から復刻

1.　日本介護福祉学会の設立から30周年記念

　1987年5月21日に社会福祉士及び介護福祉士法が成立した。1992年秋から、全国に日本介護福祉学会設立の機運が急速に高まった。全国介護福祉研究会や社会福祉の学識経験者達が呼びかけ人となって、1992年12月16日に呼びかけ人会を、事務局となった池袋のサンシャイン社会福祉専門学校にて開催した。全国に日本介護福祉学会の設立の趣意書を送付して、全国の有意な方々に発起人をお願いした。故一番ケ瀬康子会長を中心とした熱い気持ちとともに1993年1月27日に事務局にて日本介護福祉学会発起人会を開催した。日本介護福祉学会の発起人も約200人以上も集まり、1993年4月29日に安田生命本社ビルにて日本介護福祉学会設立準備大会が開催された。全国から約500人もの介護福祉の仲間が集まり学会設立を誓い合った。1993 年10月23日に日本介護福祉学会が故一番ケ瀬康子会長の日本女子大学にて設立された。日本介護福祉学会の初代会長に一番ケ瀬康子会長が就任された。日本介護福祉学会設立30周年記念日を2024年8月25日に迎えた。

2.　日本介護福祉学会・学会通信の創刊から30周年記念

　「日本介護福祉学会・学会通信」は、日本介護福祉学会の活動を生き生きとした記録として、1993年12月15日に第1号が発刊された。学会通信第1号の表題の「盛会に設立大会」にて、故一番ケ康子会長は、「実践を出発点として援助を高めると同時に、私達自らが高まるような学会を、研究者、実践者の共同作業として創り出そう。」と呼びかけた。あとがきに、学会通信を創刊した故黒田輝政理事は、「学会各位の熱心な発表や討議に、私共も、これまでにない活気を感じ、新しい学会の発足を心から喜びました。学会を未来に向かって自らが作り上げていく、気概に満ち溢れる学会活動が伺えます。」と当時の活気を今に伝える学会通信となった。日本介護福祉学会・学会通信創刊30周年記念日を2024年8月25日に迎えて第83号に達した。

3.　日本介護福祉学会・介護福祉学の創刊から30周年記念

　日本介護福祉学会学会誌編集委員会が、日本介護福祉学会の研究機関誌である「介護福祉学 (ISSN 1340-8178)」を1994年10月1日に「介護福祉学」(第1巻第1号)を編集委員会(根本博司・加瀬裕子・住居広士)が創刊した。故一番ヶ瀬康子会長は、その巻頭言として、「介護とは、その人が人間として生活するうえでの全人的援助である」と述べた上に、「福祉学の立場から、人権サイドからからの保障論」の重要性を述べた。介護福祉学が、人間の尊厳が守りあえる人間社会の創造から刊行された。その後「介護福祉学」(第2巻第1号)は1995年10月1日に発刊した。「介護福祉学」(第3巻第1号)は1996年10月1日に刊行した。「介護福祉学」(第4巻第1号)は1997年9月27日に発刊された。その後に日本介護福祉学会設立30周年日を2024年8月25日に迎えて、「介護福祉学」は2024年3月31日に発刊した第30巻第2号に達した。

2024年8月25日
日本介護福祉学会
住居広士　中村裕子（学術会議委員会）
上之園佳子（学会設立30周年記念企画PJチーム）

『学会通信集10年史（1993年－2002年）』『学会通信集20年史（2003－2012年）』『日本介護福祉学会介護福祉学創刊復刻版第1巻第1号から第4巻第1号:1994年−1997年』がPDFで閲覧と購入できます。PDFファイルは、OCRでテキスト化により検索でき、URLでダウンロードができます。国立国会図書館デジタルコレクション（https://dl.ndl.go.jp/）に登録中です。